これからのスタンダード「蓄電池」の基礎知識

家づくりコラム

こんにちは。静岡市の建築アドバイザー 建築工房ユキ・アートです。

SDGsやカーボンニュートラル、卒FIT……。
持続可能な社会への取り組みや再生可能エネルギーへの関心が高まるなか、一般家庭でも「蓄電池」の導入を検討する方が増えてきているそうです。

今回は「蓄電池」とは何か。
いったいどんなメリットがあるのかを、簡単にご説明しますね。

「蓄電池」とは、充電することで再利用できる電池のこと。
ここでは「家庭用蓄電池」を指しますが、実は携帯電話やスマートフォンに使われているバッテリーも「蓄電池」のひとつです。

家庭用の蓄電池といってもさまざまなタイプがあり、4種類に大別されます。

単機能型蓄電池
4種類の中でもっともオーソドックスなタイプ。
蓄電池と蓄電用パワコンで構成されています。

ハイブリット型蓄電池
太陽光と蓄電池用、両方のパワコンが1つになったタイプ。
太陽光発電システムで創られた直流電気を、そのまま貯めることができます。

トライブリット型蓄電池
ハイブリット型にプラスし、EV(電気自動車)にも活用できるタイプ。
電気自動車に電気を貯めておくことができるので「もしも」のときも安心です。

ポータブル型蓄電池
充放電をコンセントからのみ行える、容量の小さなタイプ。
太陽光との連携はできません。

停電が起きたときにも力強い味方になるのが蓄電池。
家の電力すべてをまかなえる「全負荷型」と、あらかじめ決めておいた部屋だけで使える「特定負荷型」の2種類があるので、導入の際は家族構成や必要性をしっかりと考慮する必要があります。

そして一番のメリットは「光熱費を節約できる」こと。
電気料金の安い夜間~深夜に電気を貯めておくことで、電気料金の高い昼間の電力をまかなうことができます。

さらに太陽光システムを導入しているなら、余剰電力を貯めておくことができるので、さらに電気代の節約になりますね。

いかがでしたか?
今回は「蓄電池」の基礎知識とメリットについてお伝えしました。