雨漏りにご用心!

リフォーム

線状降水帯により各地に大雨をもたらした台風10号が過ぎ、秋らしい風を感じたのも一瞬。真夏のような暑さが復活し、未だ冷房の効いた部屋が必要な日々が続いております。

年々と、過酷な環境となりつつある夏のシーズン。わたしたちの体だけでなく、建物にも大きなダメージを与えております。

最近のような強い日差しが続けば、紫外線と熱により、屋根や外壁が今まで以上に傷みやすくなったり、線状降水帯のような流れる滝のような雨が降れば、予想外の雨漏りが発生してしまうこともあります。

わたしたちも雨漏り修理のご相談を承っておりますが、修理といっても、原因は至る所が考えられるため、原因を探すのがとても大変です。また、一番可能性の高いところを見つけ出し、最初に修理しますが、水は、ほんのちょっとの隙間から入ってしまいますし、また、色々なところをつたってしまうため、1ヵ所直しても直らない場合もあります。

一番大事なのは、まず雨が漏らない建物をつくることですが、毎日毎日過酷な環境にさらされている建物ですから、やはりメンテナンスが必要です。

そのメンテナンスも、早めが一番。雨漏りが発生する前に、屋根や外壁の塗装やシーリング工事(隙間の充填剤の打ち替え)をし、建物をコーティングしてあげると、屋根や外壁材自体の寿命も長くなります。

雨漏りを放っておくと、屋内の内装にも被害が出てしまったり、劣化が激しいと、一度直しても、素材自体の傷みがひどすぎて、完全に直ることができずまたすぐ同じところから雨漏りしてしまう可能性が高くなります。

修理の工事を請け負った際には、二度と雨漏りが発生しないように最善の方法を選び、ご提案、最善の施工をしますが、それまでの素材の状態がひどいと、今ある屋根や外壁の上から新しい材料を取り付けなければならないなど、工事費用が必要以上にかさみます。

手遅れにならないために、ご新築されてから約10年を目途に、建築会社さんにメンテナンスを依頼されることをお勧めいたします。

心苦しいことですが、わたしたちも先日、新築されて約12年のお客様から雨漏りのご連絡をいただき、修理させていただきました。当時の正しい施工方法により工事はしておりましたが、シーリングが切れてしまうと構造上雨漏りがまぬがれない部分でした。事前のメンテナンスのお声がけが足らず、申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、お客様にはご納得いただき、工事させていただきました。

最近では、省エネ、断熱、コストの関係で、重量鉄骨造を新築させていただくことがほとんどなくなりましたが、数年前までは住宅としても工事させていただいておりましたし、メンテナンスやリフォームでも重量鉄骨造の工事を請け負っております。重量鉄骨造は、構造的に良く揺れるため、メンテナンスは必須です。

構造は、耐震に優れていますが、水に弱く、熱にも弱いデメリットもあります。また、20年以上前の建物ですと、断熱性も考えられていなかったため、夏暑く冬は寒い建物も多く存在します。

ここ最近では、屋根から雨漏りがするというご相談から始まり、屋根下の部屋が暑すぎるからなんとかなりませんかというお話もあったため、下の写真のように、今ある屋根の上から断熱材を敷き込み、新しい屋根を葺く工事をさせていただいたこともありました。

木造にかかわらず、街中の立地や工場や倉庫に強い重量鉄骨にも対応できるのが弊社の強みです。

建物のメンテナンスのご相談はぜひYUKI・ARTへ♡😊