スタッフコラム
子どものための空間の作り方~間取りのノウハウ~
家づくりコラム
こんにちは。静岡市の建築アドバイザー 建築工房ユキ・アートです。
皆さんは家を建てようと思う時、まず何から考えますか?
住宅情報雑誌で家を探すとき、まずは4LDKなど「部屋数」から入ることも多いと思います。
部屋の数は、住む人の人数や用途によって決まるものですが、家族は成長するもの。
住む人の人数は、年々変わっていくものです。その中でも一番読めないのは「子ども部屋」。
ユキ・アートでは、部屋を考える時、ご要望がない限り「子ども部屋」を作ることはあまりしません。代わりに作るのは「フリースペース」。
お子さまの人数が確定していない場合、またお子さまが小さい場合、個室は必要ありませんよね?必要になったら仕切れる。小さいうちはのびのび遊べるように、フリースペースにしておくのが、おすすめなんです。
お子さまの性別や、人数が決まっている場合は、大きな子ども部屋を作ることも。
扉や壁は作り足せるのでマストではないですが、その子専用の収納と、陣地わけが決まっていると、最初は広々思い切りあそんで、成長してから個室に仕切った後も、そのまま使えます。
小学生に上がって、宿題が出るようになると、どこで宿題をするのか?もポイントになりますよね。こども部屋で宿題の為だけに一緒に机に向かうより、目の届くリビングやダイニングでやったほうが、親も子も頑張りすぎずちょうどいい。という理由で、今流行しているのがリビング学習です。
でもダイニングテーブルを占領されちゃうと、夕食の準備が出来なかったり、消しゴムのカスに悩まされたり。宿題が出しっぱなしでイライラしちゃったりするのも残念です。子どもも大人もストレスフリーで楽しく宿題を見てあげられるように、カウンターテーブルをつけるのも人気なんですよ。
作業台としても使いやすいので、子どもが使っていないときは、ミシンやアイロンがけ、パソコンデスクにしてもいいし、ちょっとお手紙を書くにも便利です。用事なんかなくても、コーヒーを入れて、雑誌を読んだらカフェ気分ですね。
しまじろうでおなじみのベネッセさんでは、リビング学習と子ども部屋の使い分けについてこんなふうにHPで紹介しています。
「おうちの人と一緒にするお勉強はリビング学習で」
「工作など、一人で熱中してやる時には子ども部屋で」だそうですよ。ぜひ参考にして子育てを楽しんでくださいね。
上手に工夫して、柔軟に変化する家を楽しみませんか?
ユキ・アートは家を建てるだけではなく、建てたときからがお付き合いの始まりだと思っています。