特長は?トレンドは?屋根の形状4選!

家づくりコラム

こんにちは。静岡市の建築アドバイザー 建築工房ユキ・アートです。

その家の印象を大きく左右する「屋根」。
昔からさまざまな形があり、時代とともにそのトレンドや素材が変化しています。

日本の伝統的な建築は、そのほとんどが「勾配屋根」と言われる、傾きのあるタイプです。
世界的にみて雨の多い日本の気候風土にあわせ、取り入れられてきました。

代表的な屋根の形状と、その特徴をみてみましょう。

切妻屋根(きりつまやね)

いわゆる三角屋根のこと。昔からよく見かける「おうち」らしいタイプです。
シンプルな形なので比較的低コスト
屋根裏に溜まった熱を換気棟(屋根の棟に取り付ける換気システム)で抜くため、室内の熱気をスムーズに排出することができます。

片流れ屋根(かたながれやね)

最近のトレンドで、ユキ・アートでも多くの施工をしています。
部材が少なくてすむためコストダウンでき、太陽光パネルが乗せやすいことも人気の理由。
平屋、2階建て問わず小屋根裏の収納スペースが取りやすいのも魅力です。

寄棟屋根(よせむねやね)

部材や木材の量が比較的多め。また、4方向からささえる構造になるため、耐久性の高さが一番の特徴です。
高さ制限のあるエリアでも建てられるケースが多い反面、小屋根裏スペースに熱気や湿気がこもりやすいため対策が必須。
四方に屋根が傾斜しているため、日当たりを好む太陽光パネルを載せられる面積は少なめです。

陸屋根(ろくやね)

別名フラットルーフ。ビルのような四角い形になるよう仕上げますが、実際は緩勾配の片流れ屋根になります。
壁が立ち上がっているため、屋根の傾斜が見えずスタイリッシュでモダン。太陽光パネルを載せてもスッキリ見えます。

バルコニー兼用の陸屋根(ルーフバルコニー)は、洗濯物を干したり花火大会を鑑賞したり、ワンちゃんを遊ばせたり……
屋上を活用したいという理由でご希望になる方が多い陸屋根ですが、もしバーベキューや屋上庭園を楽しみたいとお考えでしたら、陸屋根の防水方法に注意が必要
どんな活用をしたいのかも、家づくりのお打ち合わせの際必ず細かくご相談くださいね。

ユキ・アートでは、できるだけ長い期間メンテナンス不要で住むことのできる家づくりを心がけています。
例えば太陽光パネル設置の際も、雨漏りトラブル回避の観点から原則として屋根に穴を開けない施工をしています。
とはいえ、定期的な点検は大切です。

もちろんユキ・アートでも、お住まいの状況を確認するアフターサービスを実施中。
屋根はもちろん、気になる箇所があれば見て見ぬふりをせず、ユキ・アートにご一報くださいね。

以上、静岡の建築工房ユキ・アートでした。