スタッフコラム
使いやすいコンセントとは?
家づくりコラム
こんにちは。静岡市の建築アドバイザー 建築工房ユキ・アートです。
「もっと数を多くすればよかった」
「家具を置くつもりだったのに」
「ここにあれば便利だったなあ」
これはすべて、コンセントに関するご意見です。
意外だと思われるかもしれませんが、コンセントの数や位置は、毎日の快適さに大きく影響するもの。
間取りや壁紙の色、床材などと同じように、じっくりと考える必要があるのです。
そこで今回はあると便利なコンセントの位置についてご紹介いたします。
ここ10年を振り返ってみてください。
スマートフォンやタブレット、Bluetoothイヤホンなど、充電を必要とする機器は格段に増えました。
電気圧力なべ、低温調理器、ブレンダー等、料理家電のラインナップもどんどん増えています。
リモートワークの導入で、パソコンやプリンターなどのオフィス機器を家に置かなければならない方も多いでしょう。
加湿器、アロマディフーザー、スマートスピーカーやお掃除ロボット、Wi-Fiルーター……
コンセントを必要とするアイテムは、これからもどんどん増えていくかもしれません。
コンセントの口数が少ないと、タコ足配線せざるを得なくなり、見た目にも悪いどころか場合によっては発火の危険性も。
だからといって、数が多ければいいというものではありません。
まずは、部屋ごとにコンセントを必要とするものを書き出しましょう。
そのとき「コンセントを入れたまま使う家電」と「使用時だけコンセントを使う家電」に分けると、位置や高さをどこにすれば使いやすいか、が見えてくるはずです。
最近増えているのが、「収納スペース内のコンセント」です。
コードレス掃除機やお掃除ロボットなどはもちろん、Wi-FiルーターなどPC周りの機器など、コードが煩雑になりがちなものも隠しておけるので部屋の中はいつもスッキリ。
カメラ・ビデオカメラなども使いたいときに「充電忘れてた!」ということも少なくなりそうですね。
先日お引き渡しをしたお宅では、リビングにあるニッチに「USBとTypeC」のコンセントを設置しています(右下)。
タブレットの充電に使用するとのことです。
また、一般的なコンセントの高さは床から25センチ程度ですが、使うものによって調整すると使いやすさが格段にアップ!
ホットプレートや電気グリルなど用に、ダイニングテーブルの置き場所近くには、少し高めにすると足に引っかかることもなく安全です。
以前は、コンセント設置のため場合によってはあきらめなければならなかった「フルフラットキッチン(オープンキッチン)」も、コンセントの位置を気にせず設置できるタイプのキッチンもどんどん増えてきました。
どのキッチンもオシャレ!
ユキ・アートでは、既成概念にとらわれることなく、お客さまのご要望やライフスタイルに合わせ「コンセント」ひとつとっても、ていねいに熟考してご提案いたします。
あなたの思い描く暮らし、ぜひお聞かせくださいね。
以上、静岡の建築工房ユキ・アートでした。