スタッフコラム
失敗しない!「壁紙選びのポイント」
家づくりコラム
こんにちは。静岡市の建築アドバイザー 建築工房ユキ・アートです。
お部屋のイメージを左右する壁紙(クロス)。
カラーや柄、質感などさまざまなものがあり、楽しいながらも選ぶのは一苦労。
デザインだけでなく、機能性も気になりますよね。
今回は、家づくりの際に困らない「壁紙選びのポイント」をお伝えします。
〇 カラーについて
カラーはやはり「好きな色」を選ぶのが一番!
ただ、少しだけ気を付けたいことがあります。
カラーは大きく、オレンジや黄などの「暖色系」と、青や紫などの「寒色系」に分けることができます。
そして、それぞれに以下のような特徴があります。
・暖色系=進出色・・・見る者の近くにあるように見える
・寒色系=後退色・・・見る者の遠くにあるように見える
そのため、暖色系を多用すると部屋を狭く印象付けてしまう可能性があります。
暖色系カラーがお好きな方は、場所や範囲(ボリューム)をよく検討しましょう。
〇 柄や模様について
個性的な柄や大胆な模様の壁紙も、とっても魅力的ですよね。
とはいえ、長く住むうちに飽きてしまわないか、圧迫感があるんじゃないか……と少し心配。
そんな方は、使用面積を減らし、アクセントとして使用するのがオススメです。
壁の一面だけをお気に入りの柄にすれば、その柄も引き立ち素敵な空間に。
一部なので、進出色でも圧迫感を感じにくくなりますよ。
〇 機能性について
デザイン性と機能性を兼ね備えた、ハイスペックな壁紙も多数。
湿気の多い日本の気候に合わせ、部屋の湿度を調整(乾燥しているときは排出し、湿っているときは吸収)してくれる壁紙もあります。
メンテナンスの手間も考え、洗面化粧台やトイレなどは「消臭」「はっ水」「防カビ」といった機能のある壁紙がオススメです。
同じ水回りでも、キッチンは火を使う場所なので、「防火性能」もあるとなお安心ですね。
〇 実際のサンプルで確認する
熟考したつもりでも、いざ出来上がってみると「印象が違ってた……」ということにならないよう、カタログやパソコン上だけでなく実際のサンプルを確認することが大事。
柄や模様が入った壁紙は特に、小さなサンプルでは完成形がわかりづらいものです。
また、自然光、蛍光灯、電球色では見え方がまったく異なります。
実際に使用する部屋に近い環境で、いろいろ確認すると良いでしょう。
壁紙選びのポイントについてお伝えしましたが、いかがでしたか?
ユキ・アートでは今回ご紹介したポイントをふまえ、さらに天井や窓、その他の建具などとの相性を考えながら、お客さまに最適な壁紙選びをお手伝いいたします。
お気軽にご相談くださいね。